玉露に負けないうまみと香りを持つお茶

コーヒー好きだった私ですが、
最近少し胃が疲れ気味に感じるようになり、
あっさりとした緑茶を飲むようになりました。
せっかくなので美味しい緑茶を見つけ出そうと思い、
これまでに色々な緑茶を試してみましたが、
中でもかなり珍しいお茶があったので紹介してみます。
本来、煎茶に用いられる茶葉は露地栽培で太陽の光をたっぷり浴びて
育てられるのですが、摘み取り前の10日間前後に
黒い布を被せてしまうお茶がその珍しいお茶です。

その名の通り「かぶせ茶」と呼ばれるそのお茶は、
独特の強い香りと、口に含むととろみを感じさせるような
濃厚な旨みが特徴的です。
日光を遮ってしまうと美味しくなくなるのでは、
と思ってしまう方もおられるかもしれませんが、
実はお茶の旨みのもとになる成分は日光を浴びると
渋みに変わってしまう性質があります。

そこで摘み取る直前に黒い布を被せることで日光を遮り、
茶葉に旨み成分を凝縮させるのです。
被せをした後に摘み取られた茶葉は濃厚な緑と強い香りがあります。
煎茶として淹れると、普通に栽培された茶葉とは風味がまるで違い、
とても強い香りと旨みがあり、そして鮮やかな色をしています。
かぶせ茶は淹れ方も普通の煎茶とは違って、湯冷まししたお湯で淹れます。
淹れ方も最高級である玉露と似ていますが、
旨みのほうも遜色ないと個人的には感じます。
もしちょっと変わったお茶を飲みたいという方がおられたら、
一度試してみてください。
その香りと旨味に驚かれるはずです。